抗 菌 力 試 験
 
1 依頼者
 
オーケン株式会社
 
2 検体
 
1) 光触媒3次元セラミックフィルタ
 
2) 光触媒ハニカムフィルタ
 
3 試験目的
 
検体の抗菌力試験を行う。
 
4 試験概要
 
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(以下「MRSA」という)の菌液に試料を添加した。

これを室温(20〜25℃)、振とう約200 r/min(旋回かくはん)、遮光及びブラックライト照射

(紫外線照射強度250〜260μW/Cu)下で保存し、6時間後の菌液中の生菌数を測定した。

なお、本試験は依頼者指定の方法により実施されたものである。

 
5 試験結果
 
結果を表−1に示した。

表−1 抗菌力試験結果(依頼者指定の方法)

試験菌

測定 試料 菌液 1 ml あたりの生菌数
MRSA 接種直後 対照 9.8×10の5乗
MRSA 遮光
室温6時間後
検体1)
検体2)
対照
7.2×10の5乗
7.3×10の4乗
4.2×10の5乗
MRSA 光照射
室温6時間後
検体1)
検体2)
対照
1.4×10の5乗
<10
2.9×10の5乗


<10:検出せず 対照 : 試料無添加

菌液調整溶液 : 1/200NB培地(リン酸緩衝液で希釈)

光照射条件 : 250〜260μW/Cu のブラックライト照射下

 

財団法人 日本食品分析センター